壁にカビが!カビ取り業者に相談する際にチェックすべきポイントとは?!
「壁一面にカビが生えてしまい、自力で取るのは厳しそうなので業者に依頼しようと思っています。カビ取り業者に相談する際にチェックすべきポイントはあるでしょうか」
壁のカビは、目立ちやすいため、非常に気になりますよね。また壁に生えたカビを放置すると部屋中にカビの胞子が舞い、カビが広がってしまう恐れがあります。
白カビや青カビ、黒カビなど壁に生えるカビにはいくつか種類がありますが、放置するとシックハウス症候群など健康への影響も否めないため、早く除去しましょう。
今回は、壁に生えたカビをカビ取り業者へ依頼する際にチェックしておくべき点について解説していきます。
壁に生えたカビがどれくらいの酷さだと業者に頼んだ方が良いの?
壁にカビが生えると、自力で色々トライしてみる方も多いかと思います。
しかし、何度カビ取りをしても再発を繰り返すと「カビとの戦い、もう終わりは来るのかしら?」と精神的にも体力的にも疲弊してしまいます。
他の方が、どれくらいの酷さでカビ取り業者に依頼しているのかも気になりますよね。そこで、業者に依頼しようか迷ったときに、以下のチェックポイントを参考にしてみてください。
簡単に説明しますと「(カビの規模が)広い、高い、臭い、辛い」場合には、プロに依頼した方が良いです。

また、壁紙を剥がさないといけない場所に生えてしまった、壁紙の張り替えなどリフォーム工事も必要になりそう...といった場合にも業者を読んだ方が良いです。
壁にカビが生える原因
カビは、湿度60%以上、気温20度以上、そして栄養源がある場所を好みます。
簡単にいいますと、ジメジメしている場所です。
しかし、乾燥した場所でも発生するカビや洗剤などを栄養源として増殖するものなど様々です。
あなたのおうちはいくつ当てはまる?!カビやすい度チェック
カビが壁に発生するにはいくつかの原因が考えられます。自宅の環境や立地など当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。
- 結露が発生している
- 水回りの湿気が蓄積している
- 大きな家具を置いている
- 壁側に物をたくさん置いている
- 漏水が起こっている
- カビの上から塗装を重ねている
- 日当たりの悪い場所である
- 窓のない場所や換気の悪い場所である
- 長い間使っていない場所である
いくつ該当しているでしょうか。
これら一部に該当する、もしくは複数に該当する場合などは非常にカビの発生しやすい場所と言えますので、このまま放置するとさらにカビが広がってしまう可能性があります。
早めに対策してカビ被害を食い止めましょう。
カビ取り業者に相談する際にチェックすべきポイント

「カビが壁一面に広がってしまった!でもこれってどれくらいの範囲からカビ取り業者へ依頼して良いのかしら?」
「これはカビなのか、汚れなのか見わけがつかないわ...どうしたら良いのかしら」
そうお悩みの方も多いことかと思います。そこで、カビ取り業者へ相談する前にチェックしておくと良いポイントについて、挙げていきたいと思います。
①カビの生えている範囲はどれくらいか
1㎡以上、カビが生えている場合にはカビ取り業者へ相談しましょう。
②いつからどの場所のカビ被害が気になっているか
例えば『壁の端に少し黒ずみがあるなと思っていたら、梅雨時期の1週間であっという間にカビが広がってしまった』
など、いつからどんなカビ被害かを整理しておくとカビ対策時にスムーズです。
カビは一定条件になるとあっという間に増殖しますので、放置しないという点においても、時期を整理することは大切と言えます。
③壁面はどんな材質か
例えば、クロスを張っているのか、塗装なのかによってもカビの対策方法が変わります。よくある例としては、塗装壁にカビが生えたものを、リフォーム工事などで上からさらに塗装を重ねてしまったことによって、カビと塗装が層のようになってしまうことなどです。
この場合、全て塗装を剥がしてカビ取りをする必要があります。
また、壁紙の上からのカビなのか壁紙の下から生えてしまっているカビなのかも見極める必要があります。ご自身で判断がつかない場合には、カビ取り業者へご相談ください。
壁紙が膨らんでいる場合には、既に壁紙の裏からカビが発生している可能性があるため、カビ取りと壁紙の張り替え工事が必要となります。
④カビのニオイはしているか
カビのニオイがしている場合には、カビが壁紙の裏から発生している可能性もあります。
また、場合によっては排水管の故障により、漏水した水が腐ったニオイであることもあります。どちらにしても早めに修理をして対策しましょう。
⑤おうちで行ったカビ取り方法は?
この他、自力でどんなカビ対策を行ったかどうかも場合によっては必要になります。
- 壁の高い箇所だったので特にしていない
- 市販のカビ取り剤で除カビ下が再発した
- 消毒用アルコールを塗布したがクロカビだったので取れなかった
など、対策と結果についてもお伝えいただけると、良いかと思います。
カビ取り業者を選ぶ際のポイント
基本的にはお近くにカビ取り業者がいれば、そちらに依頼するのが早急に対処できて良いかと思いますが(遠いと出張料金など追加でかかる場合もあるため)
良いカビ取り業者を見つけるためのポイントを挙げていきます。
- カビに対する知識が豊富
- 説明が分かりやすい
- 有効なカビ取りの液剤を使用している
- カビ取り後のカビ再発防止方法もアドバイスしてくれる
- 明朗会計である
- 依頼したらなるべく早く来てくれる(※ただし繁忙期は混雑するので早めの予約を)
壁のカビを防ぐ方法
カビを防ぐためには、湿気やカビの栄養源を溜めないことがポイントです。
換気をする
窓を閉め切ったり、通気性の悪い場所ですとカビがあっという間に広がってしまう恐れがあります。晴れた日は換気を行い部屋中の通気性をアップさせましょう。
除湿をする
壁に結露など水滴は生じていないでしょうか。この結露を放置するとカビの原因となるため、一度カビが生えた箇所はこまめに湿度をチェックし、除湿機などを置いて湿気を取り除きましょう。
ホコリをこまめに除去する除去する
部屋の四隅や壁にホコリは蓄積していないでしょうか。ホコリが水分を含むとカビの原因となります。こまめに掃除機やハタキを使って、ホコリを取り除きましょう。
大型家具は少し離して設置する
タンス、ピアノ、机、収納ケース、ベッドなどの大型家具を壁にぴったりとくっつけていませんか?
よくあるのは引っ越しや模様替え時に、壁面のカビに気づいてしまうケースです。賃貸の場合、カビ被害があまりに酷く原状回復ができないと、追加で工事費用を請求されてしまう場合もあります。
また、ベッドなど寝具の壁面にカビがびっしりと生えていると、カビによりシックハウス症候群など健康被害が起こる場合もあります。大きな家具は定期的に動かして、掃除したり、壁から少し離して通気性を良くしましょう。
物を減らす
物が多い家は、カビが生えやすい傾向にあります。特に、壁や床などにびっしりとモノを置いていて空気に通り道がない家など、気が付いたら取り返しのつかないほどにカビが広がってしまっていた...というケースも。
例えば、物置にしている部屋の壁など、大切な品もたくさんあるかと思いますが、カビ予防のためにも不要なものはなるべく減らしましょう。
汚れやゴミをこまめに取り除き、サーキュレーター、除湿機による除湿を行いましょう。
こまめに掃除をする
結露を防ぐことが、カビ予防になります。しかし、室内の構造上の理由によりカビが生えている場合もあります。例えば断熱材がない家などは、結露が発生しやすくなります。
そのため、結露がひどく何度カビ取りをしてもカビが再発する場合には断熱材の工事も検討してみても良いかも知れません。
まとめ
壁のカビは、放置するとあっという間に広がり、家の寿命を縮めるだけでなく私たちの健康にも影響を及ぼします。カビで長年お悩みの方や、どの程度で依頼して良いのか迷っている方も、一度カビのプロに相談してみてはいかがでしょうか。